【神保町3F】金継ぎ・本漆継ぎ教室
はじめての金継ぎ! という方も大歓迎。
忙しい方も予定に合わせやすい1回毎の都度払い制!
ご自身の手で修理して、思い入れのある器をより大切な宝ものに。
クラス内容
<クラス内容>
このクラスは、接着から仕上げまでウルシの木の樹液である「漆」で行い、金は「純金」を使用する本格的な漆継ぎ・金継ぎ教室です。
ご自宅にある、欠けてしまった器や割れてしまった器をご自身で修理してみたい方でしたらどなたでもご参加頂けます。
これまで参加された方々は皆さん漆を扱うことが初めての方です。はじめての金継ぎ、金継ぎ初心者、という方もお気軽にご参加ください。
漆を使う金継ぎは完成までに時間がかかりますが、思い出の器・大切な器を自分の手で修理することはとても特別な時間になると思います。ぜひご自身で金継ぎをしてみませんか?
1回毎の都度払い制のため、ご都合の良い日にクラスへご参加いただけます。クラスとクラスの間が1ヶ月以上空いてしまっても大丈夫です。(修理工程によっては1週間以上開ける必要があるので、2回目の日程は初回参加時にご相談の上、決めさせていただきます。)
◇ 「漆継ぎ」「金継ぎ」とは…?
漆(ウルシの木の樹液)を使って、壊れた器を修理する方法です。
漆の利用は古くは石器時代に、やじり(柄に石を蔓で縛り付け、さらに漆を接着剤として付けて頑丈にしていた)からはじまったと言われています。縄文時代の各地の遺跡からは、漆塗りの盆や器、くしなどの装飾品もたくさん発掘されています。
このような古くから身近にあった漆を使って器を修理したものが漆継ぎ、金継ぎです。
金継ぎがうまれた歴史には諸説ありますが、漆で器を修繕すること自体は縄文時代から行われていました。そしてその後、日本では茶の湯が盛んになるとともに金継ぎも広まっていきました。
昔から行われていた器の修理方法なので、金のラインが入った器などを目にしたことのある方もいらっしゃると思います。漆を塗って仕上げたものを漆継ぎ、金粉を蒔いて仕上げたものを金継ぎと呼びます。
漆は硬化するのに早くても8時間程度かかるため、小さな欠けでも1回で完成することはありません。1工程ごとに漆を硬化させる時間が必要なので、完成までには長い時間がかかりますが、出来上がった器は漆器と同じような扱いで安心してお使いいただけます。
<修理できる器の種類>
◇ 漆継ぎ、金継ぎが初めての方向けのクラスなので、修理できる器はおおよそ下記とさせていただきます。
・ 欠け。
・ 割れ。(割れた破片は小さなものも含めて全てお持ちください。粉々に割れてしまった器の修理は難しいです。)
・ ひび。(欠けとひびの複合型でも修理可能です。)
・ 直径30cm以内の器。
・ ガラス製、金属製、木製の器は対象外。(金継ぎに慣れてきた方はガラス製や木製もご相談ください。)
※お手持ちの器が対象かわからない場合はお気軽にご相談ください。
※器の破損状況や形状・素材により、当初の予定よりも修理回数が多くなる場合がございます。
<漆継ぎ・金継ぎ工程スケジュール例>
器の破損状況により回数が増えることがあります。特に大きな欠けの場合や割れた破片が全て無い場合は2日目の工程を数回繰り返します。
・1日目…器の素地を整える。割れた箇所を漆で接着する。欠けた場所を漆パテで埋める。
・2日目…接着したところ、埋めたところを整え、漆パテでさらに凹みを埋める。
・3日目…漆パテを整えて漆を塗る。
・4日目…漆面を整え、もう一度漆を塗り表面を滑らかにする。(漆面が凸凹している場合はこの工程をもう一度繰り返す。)
・5日目…金粉を蒔く。(漆継ぎの場合は漆面を整えて、もう一度漆を塗り表面を滑らかにする。)
・6日目…金粉の上から漆を塗って金粉を定着させる。
・7日目…金粉を磨く。
※1〜6日目まで、毎回漆を塗ります。一度漆を塗ると、乾くまでに8時間程度(割れの接着はもっと長く)かかります。
※漆継ぎは5日目までの工程で完成です。
◇ 漆かぶれについて
天然の漆を使うため、肌に付くとその箇所がかぶれることがあります。
漆を扱う際にはゴム手袋を使用しますが、ご了承の上ご参加ください。
講師プロフィール
・ 武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科木工専攻卒業
・ 東京芸術大学大学院美術研究科漆芸専攻修了
・ 卒業後も漆芸制作を続け、個展やグループ展など開催。
「漆」はウルシの木の樹液ですが接着剤になったり、パテになったり、塗料になったり。
その結果、華やかな装飾を施せたり、力強い雰囲気に仕上がったり…実は多くの表情を持つ素材です。
ただ、漆の性質を無視して「こうしてやろう」と無理をするとうまくいかないことが多いです。うまくいかなかった後のリカバリーには、原因となった工程の倍以上の時間と手間がかかることもあります。
そして丁寧に手をかけると思っていた以上の表情を見せてくれたりします。
ヨガも同じように、身体の声を聞きながら練習すると思ってもいなかった心地よさや感覚があったりします。
漆を扱うことはヨガの練習とは全く違う遠いことのようで、ヨガの練習と同じところがたくさんあることが面白いところです。
開催日程詳細
◇日曜クラス
毎週日曜 10:00-11:30 または 12:00-13:30
どちらかご都合の良い時間をお選びください。
2024年6月以降の開催日程はこちら。
6月2,9,16,23,30日
7月7,14,21,28日
8月11,18,25日(4日は休講です。)
9月1,8,15,22,29日
10月6,13,20,27日
11月3,10,17日
◇月曜クラス
毎週月曜 13:00-14:30
2024年6月以降の開催日程はこちら。
6月3,10,17,24日
7月1,8,15,22,29日
8月5,12,19,26日
9月2,9,16,23,30日
10月7,14,21,28日
11月4,11,18日
※予約制。事前にメールにてご予約ください。
※急遽クラスがお休みになる場合があります。最新の開催日程情報は @oo_urushi のInstagramプロフィールページをご覧いただくか、または event.kumikoyoga@gmail.com までお問い合わせください。
※漆継ぎ(漆の黒色または茶色や赤色などで仕上げる)の場合、最短でも5回程度、金継ぎ(純金で仕上げる)の場合、最短でも7回程度かかります。また、器の破損状況によってはさらに回数がかかる場合があります。
※以前ご自身で接着剤を使って直した器を金継ぎのようにしたい、などありましたらお気軽にご相談ください。
※器の破損状況により、一度に2〜3個の器を同時進行で修理できます。
開催会場・アクセス
金継ぎ教室(毎月の開催スケジュールはInstagramのプロフィールページからご確認いただけます。)
住所:
〒101-0051
東京都千代田区神田神保町1-22 3F
神保町駅: 半蔵門線、都営新宿線・三田線「A5出口」より徒歩4分
JR御茶ノ水駅: 「御茶ノ水橋出口」より徒歩約10分
※電話はありませんので、場所を良くご確認の上お越し下さい。
※教室のある建物は大通りに面していますが、入り口は裏通り沿いにあります。裏通り沿いの入り口から、エレベーターで3階へお越しください。
参加費用等
<参加費>
1回3,300円またはIYCチケット1枚。
別途、1回毎に道具レンタル代300円またはIYCヨガマットチケット1枚。
※ 材料費込み。
※ 金粉代は含まれません。金粉を使う場合は別途、0.1g毎に3,300円またはIYCチケット1枚。(修理する面積にもよりますが、0.1gで1点程度は金粉を蒔けます。)
<持ち物>
・ 修理したい器。(1〜3点程度を同時に修理できます。)
・ エプロンまたは汚れても良い服装(漆が服に付くと洗っても落ちません。)
<チケット購入先>
スタジオ(現金・PayPay)またはオンラインショップ。
(オンラインショップの場合はお手元にチケットが到着するまで数日かかることもありますので、余裕を持ってご購入ください。)
※お友達同士でのチケットシェア可能です。
<教室の見学>
無料です。漆継ぎ・金継ぎクラスの申込み先メール宛にご希望日をお知らせください。
申し込み方法
<お申込み方法>
件名に「金継ぎクラス」と記載のうえ、下記①〜⑤を明記して、参加希望日3日前迄(材料・道具の準備の為)に
event.kumikoyoga@gmail.com までメールでお申込みください。
①お名前
②お電話番号
③お持込みされる器の状態(欠け・割れ・ひび)、個数。
※器の用意を希望される方はその旨(器の形状や欠け・割れ・ひびなどは選べませんのでご了承ください。)
④初回参加ご希望日程(例:7月7日12:00〜)
⑤お持込みされる器の画像(1点ずつ別々に撮影しなくても、全てを1枚に収めて頂いて構いません。)
※器の用意を希望される方は⑤の画像は不要です。
※メール申込み後、2日以内に返信差し上げます。
万が一2日を過ぎても返信の無い場合には、大変お手数ですが別のメールアドレスからご連絡ください。
お問い合わせ先
<担当者>
石下久美子
<お問合せ>
お問合せ・ご連絡は event.kumikoyoga@gmail.com までお願い致します。